そんなところでまでちゃんとしたかったのね(^^)

2015-12-29

小林 明美(こばやし あけみ)です。

 

 

 

先日、初めて「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を体験してきました。

全くの暗闇、真の暗闇を歩いてきました。

 

普段体験することがない、真の暗闇。
目を閉じたときと同じ状態・・・

そんな暗闇を、その場で初めてお会いした方々と共に
視覚しょうがいを持った「じゅん君」のガイドで歩くというイベントでした。

 

 

普段使っている感覚器をひとつ閉ざすということの

想像以上の不安や恐れ、同時に何が起こるんだろうという期待。

 

その場に集まった8名が暗闇に入ったとき

まずやったことは、お互いの体を触れて存在を確認し合うことでした。

(定員8名で90分の暗闇を共にします)

 

 

 

「この手は誰ですかぁ~?」

 

 

「あ、小林、ここにいます、○○さんの肩触ってるのが小林です」

 

 

「みんないますね?進みますよー」

 

「は~い(^^)」・・・

 

 

 

と声を交わしながら進む暗闇の世界では、

 

 

それまで、赤の他人で言葉を交わすことも無かったのに、

同じ目的を持って、同じハンディを持った途端に

 

お互いを気遣い、協力し合う仲間になりました。

 

 

暗闇の中では、自然と心が開けてました。
というか閉ざしていては何もできない。

暗闇でみんなとお互いを感じあわないと一歩も前に進めない・・・

 

 

 

 

ずっと語っていたいほど素敵な体験をしたのですが、
ネタばれになるのでこの辺にします(^^)

 

 

 

 

 

このとき、たまたま先頭を歩いていると

ガイドのじゅん君から
「じゃあ、こばやしさんここからリーダーでお願いします」と
指名されました。

 

その途端、妙な使命感に燃えちゃって

「あらまあ、私がリーダーですか!」

「では、私がちゃんと立派に皆様を導いてご覧に入れます・・・!!」なんて

お得意の「ちゃんとやりたい」「ちゃんとやると褒められる」って思い込みが
ムクムクと湧き上がりまして(笑)

 

こんなところでまで(笑)

 

今書いてても恥ずかしい・・・瞬間に反応するんです。

 

 

いつどんな時でも、ちゃんとしたいのね~

と、自分の無意識的に出てくる思い込みに気づいて
「ちゃんとする」のは止めました(笑)

 

別に褒められる必要ないから(^^)

 

 

 

暗闇の中そんなことに気づいて心の中で爆笑でした(^^)

 

 

 

何か目標に向かってチームを引っ張るときに

「○○でなければならない」って必要以上に自分に力が入っちゃって

ちょっとでもその通りにならないと

「出来てない!」ってメンバーのことも
自分のことも責めてしまう・・・

 

そういう自分で気づいていない自分の思い込みって

全てが無くなることはないのかもしれないけど

 

 

 

「(思い込みを)持ってる」と気付いていることで

その場での行動や思考を選択できるようになります。

 

 

 

思い込み通りの行動をとるのか、

思い込みをはずした行動をとるのか

私達は選択することができます。

 

その思い込みがいいとか悪いではなくて(^^)

 

自分が無意識的に持っている思い込みの
いくつかでも気づいていることで

「反応」ではなく「対応」できる。

 

 

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」では、
他にもたくさんのことに気づかせてもらえました。

目が見えるということ、見えないということ。
視覚以外の自分の感覚・・・

有り難い体験でした。感謝

 

 

P・S

思い込みを外すことを選択して、

「こっちだよ~」

「そこ狭いから・・・その狭いの超えたところに皆いるからねー」
って、声掛けだけして待つことに。

 

ちゃんとしなくても勿論、
皆、見えない中をちゃんと(笑)進んでこれました。

ちゃんちゃん(^^)

 

 

 

今日もお元気で。

いつもお読みいただきありがとうございます。