そんなところでまでちゃんとしたかったのね(^^)

小林 明美(こばやし あけみ)です。
先日、初めて「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を体験してきました。
全くの暗闇、真の暗闇を歩いてきました。
普段体験することがない、真の暗闇。
目を閉じたときと同じ状態・・・
そんな暗闇を、その場で初めてお会いした方々と共に
視覚しょうがいを持った「じゅん君」のガイドで歩くというイベントでした。
普段使っている感覚器をひとつ閉ざすということの
想像以上の不安や恐れ、同時に何が起こるんだろうという期待。
その場に集まった8名が暗闇に入ったとき
まずやったことは、お互いの体を触れて存在を確認し合うことでした。
(定員8名で90分の暗闇を共にします)
「この手は誰ですかぁ~?」
「あ、小林、ここにいます、○○さんの肩触ってるのが小林です」
「みんないますね?進みますよー」
「は~い(^^)」・・・
と声を交わしながら進む暗闇の世界では、
それまで、赤の他人で言葉を交わすことも無かったのに、
同じ目的を持って、同じハンディを持った途端に
お互いを気遣い、協力し合う仲間になりました。
暗闇の中では、自然と心が開けてました。
というか閉ざしていては何もできない。
暗闇でみんなとお互いを感じあわないと一歩も前に進めない・・・
ずっと語っていたいほど素敵な体験をしたのですが、
ネタばれになるのでこの辺にします(^^)
このとき、たまたま先頭を歩いていると
ガイドのじゅん君から
「じゃあ、こばやしさんここからリーダーでお願いします」と
指名されました。
その途端、妙な使命感に燃えちゃって
「あらまあ、私がリーダーですか!」
「では、私がちゃんと立派に皆様を導いてご覧に入れます・・・!!」なんて
お得意の「ちゃんとやりたい」「ちゃんとやると褒められる」って思い込みが
ムクムクと湧き上がりまして(笑)
こんなところでまで(笑)
今書いてても恥ずかしい・・・瞬間に反応するんです。
いつどんな時でも、ちゃんとしたいのね~
と、自分の無意識的に出てくる思い込みに気づいて
「ちゃんとする」のは止めました(笑)
別に褒められる必要ないから(^^)
暗闇の中そんなことに気づいて心の中で爆笑でした(^^)
何か目標に向かってチームを引っ張るときに
「○○でなければならない」って必要以上に自分に力が入っちゃって
ちょっとでもその通りにならないと
「出来てない!」ってメンバーのことも
自分のことも責めてしまう・・・
そういう自分で気づいていない自分の思い込みって
全てが無くなることはないのかもしれないけど
「(思い込みを)持ってる」と気付いていることで
その場での行動や思考を選択できるようになります。
思い込み通りの行動をとるのか、
思い込みをはずした行動をとるのか
私達は選択することができます。
その思い込みがいいとか悪いではなくて(^^)
自分が無意識的に持っている思い込みの
いくつかでも気づいていることで
「反応」ではなく「対応」できる。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」では、
他にもたくさんのことに気づかせてもらえました。
目が見えるということ、見えないということ。
視覚以外の自分の感覚・・・
有り難い体験でした。感謝
P・S
思い込みを外すことを選択して、
「こっちだよ~」
「そこ狭いから・・・その狭いの超えたところに皆いるからねー」
って、声掛けだけして待つことに。
ちゃんとしなくても勿論、
皆、見えない中をちゃんと(笑)進んでこれました。
ちゃんちゃん(^^)
今日もお元気で。
いつもお読みいただきありがとうございます。