「怒り」を手放すには

小林 明美(こばやし あけみ)です。
今日は
「共感を超えて~幸せへの道」
Dr.バリー・カーズィンが福岡においでになり
シンポジウムに参加してきました。
今日のブログはその時ことのシェアになります。
ダライ・ラマ法王のもと30年以上瞑想修行を勤め、
欧米の脳科学研究の被験者にもなっている、
医師であり僧侶であるDr. バリー・カーズィン。
瞑想実践の時間ももちながら、
パネルディスカッションと
参加者との質疑応答の時間でした。
バリー先生の慈しみの微笑みにとろけそう!
ちょっと不謹慎?でもそのくらい慈愛に満ちた微笑みで、
同じ空間にいるだけで、心が穏やかになっていきます。
(ヒューマンバリュー総合研究所様サイトよりお借りしました)
「怒り」について、とても興味深い例えをしてくださいました。
怒りを「押し込める」、表に出てこないように封じ込めるのではなく、
怒りは「変容」させていくことができるとおっしゃってくださいました。
それを、バターに例えてくださったんです。
バターを手作りしたことありますか?
バターをつくる材料になるのは生クリーム。
クリームを容器に入れて、
かき混ぜ続けると(かなり根気のいる作業のようですが)
バターが出来上がります。
では、最初のクリームはどこに行ったのか。
クリームは無くなって、バターに変わりました。
「怒り」も同じ。
「怒り」は生クリーム。
別の感情・意識(バター)に変容させることができる。
そのとき、「怒り」(クリーム)は無くなっています。
決して押し込めるのではないということでした。
(我慢するという感じでしょうか)
「怒ってはいけない」ではなく、
「怒っている」ことに、初期のうちに気づいて変容させていくことができる。
バリー先生も、今でも回数はとても減ったけれど
怒りを感じることはある、とおっしゃってくださいました。
怒りや不安も含めて、自分の「今、感じていること」に気づくことは、
何かしらの「うまくいかない現状」を変容させていく第一歩。
「怒ってるんだなあ」とわかると、
「怒り」を握りしめていた手をほどくことも出来ますね。
そのためにも、瞑想がとても有効とのことでした。
ほんの5分でもいいので、
静かな時間を持つことは、心穏やかな一日への誘いになるようです。
Dr.バリーの微笑みに魅了され、
極上の羽根布団に包まれたような時間でした。
今日もお元気で。
いつもお読みいただきありがとうございます。