あの人を責めたくなる本当の理由って

2015-11-25

小林 明美(こばやし あけみ)です。

 

 

 

突然ですが、
兵庫県の県議員の野々村さんっておぼえてらっしゃいますか?

 

そう、あの記者会見での「号泣」っぷりの見事さ?で
一躍 時の人になった、

あの野々村さん。

 

昨日の新聞のテレビ欄でお名前を拝見して、

そういえば、一時テレビの中でよく見かけたなあって思い出しました。

 

 

 

 

あれだけ泣いてらっしゃる様子ばっかり見ていると、
なんだか記者会見中、
ずーーーーっと泣いていらしたように感じてしまってました。

 

 

 

「すごいなあ、あれだけ手放しで泣いちゃうんだなあ~」

「エネルギーいるよな~、体力ある人なのかな~?」

 

なんて思いながら、
別に一生懸命見てたわけじゃないけど
なんとなく意識に入っていったんですよね。

 

 

 

 

でもあれって実は・・・

 

 

 

泣いてらしたのは数分のことだったとか。

 

 

 

 

 

もお、ずーっとあのシーンばかり見てたから
記者会見中ずっと取り乱していたかのように
錯覚しちゃったですよ(>_<)

 

 

 

 

 

あのシーンだけを切り取って何度も見てしまうと
「野々村議員」という方に対する見方が決まってしまう。

彼がどんな罪で裁判になっているのかなどの
事細かな内容はここで取り上げられるほど詳しくないです。

また、彼が犯したであろう罪に関して
ここで話題にしたいとも思っていません。

 

 

 

 

「泣いている」印象だけが切り取られて、
テレビで何度も映し出されたおかげで、

いつの間にか私の中での彼への印象は

 

「号泣しながら、身の潔白を訴える」「滑稽な」議員さんになってしまいました。

 

 

 

 

でもね、

きっと彼だって、「それだけじゃない」と思うのですよ。

 

 

あの姿の彼以外にも、きっともっと大きな素晴らしいところもある。

 

 

 

だって、人ってみんなそうだから。

 

 

 

 

 

私たちは

目の前の人の「ダメに見えるところ」を取り上げて

「だからあいつはダメなんだ!」とか
「いつも、あの人は言い訳ばかりする」
「どうせ、あいつは努力もしない」

なんて思ってしまうことがあり、

 

 

 

自分に対しても、

「どうせ、また失敗する」
「わたしなんか愛されない」
「わたしは無力だ(何もできない)」

って、決めつけてしまうときがありませんか?

 

 

 

でもね、それって

自分の頭の中のテレビに

ダメに見えるところだけを映し続けて

そこだけを見ているようなもの。

 

 

 

 

 

 

でもね、それも仕方ないです(笑)

 

 

 

 

 

 

下の円を見てみてください。

 

ダウンロード 欠けたまる

 

どこに目が行きますか?

 

 

 

 

 

私は、どうしても線が途切れたとこに目が行ってしょうがない(笑)

 

釘付けです(^^)!!

 

 

 

 

 

そうなんです。
人は欠けていたり、歪んだところに意識が集中するようにできてるようでして。

 

 

 

 

 

その「いつもダメ」ってほんとうにそう?
「いつも言い訳する」っていう「いつも」っていつ?

 

 

その、「部分」だけがまるで人格「全部」のように感じてしまって

人のことを判断してしまったり、

自分のことを責めてしまったり(^^)

 

 

 

 

 

そんなところ(欠けたように見える)もありますよね。

 

それ以上に素晴らしいところもあるでしょうし、

 

もっともっと知らない部分もあるでしょう\(^o^)/

 

 

 

 

 

実は、全体が見えなくて、
小さな一部分を見てるだけなんだなあ~って思うとですね、

 

 

目の前の人に対する見方がちょっと変わったり、

自分に優しくなれるように思うんです。

 

 

 

頭の隅っこに置いておくと、物事の見え方が少し変わるかも(^^)

 

 

 

 

PS. あの野々村さんとは、面識も無いし、
これからもお会いすることもないのだけど、

彼の中にも報道されている姿以外の意外と素敵な彼がいる、かも(^^)

 

 

今日もお元気で。

いつもお読みいただきありがとうございます。